2015年10月06日

クーラント選定その後

 先月書いたクーラント選定の途中経過です。

 メーカーさんのご厚意で試験導入したクーラントが2つともダメだったので、他に良さ気なものをいくつか集めましてひとまず機外での変色試験等々を実施しました。実機で試すのは色々と大変なので。そんな感じで3つの製品を選定し、再び実機によるテスト運用を始めました。

 今回選んだ物はケミックの「ケミクール EE-20」と日本グリースの「サンカット SA-300AL」、それにクェーカーの「ミクロカット 3680」です。


 ミクロカット3680はKDの泡立ちによって漏洩問題を起こしている機械が一台だけあるので、そこへ入れてみました。自分の担当する機械ではないのでこのクーラントについての所見は特にありませんが、最近床掃除している光景を見かけなくなったのでひとまず泡立ちの問題は解消されているようです。

 まぁ消泡性については機外でのテストでも確認済みですし、一応メーカーさん曰く耐変色性以外の面ではほぼ全面的にKDより優れているとの事なので、今回選んだ3つの中では一番無難な選択肢と言えるでしょう。肝心の耐変色性がKDよりやや劣ると言っても実用上問題無ければ良い話なので、そこは実際に変色試験もクリアしておりますし、それ程心配はしておりません。ただし価格が結構上がってしまうのが残念な所です。

 ...まぁ価格の問題なんて単なる口実に過ぎず、本当の事言うと個人的に何か嫌いなので、出来れば避けたいと思っています。

 嫌いな理由はいくつかありますが、やっぱり一斗缶というのがね。邪魔なんですよ、あの空き缶。


 EE-20は匂いが人によって評価が分かれています。自分は特に嫌いじゃないんですけど...他に性能の面では真鍮の変色がちょっと心配かなという印象。今の機械でもう少し様子を見て、問題無さそうならもう1台タッピングマシンにも入れてみようかなと思っている所です。それにケミックの営業さんには何かとお世話になっているので、出来る事ならケミックの油を採用してあげたいなぁという気持ちが隅っこの方にちょこっとだけあります。


 300ALは、個人的にかなりヒット。やみつきになってしまいそう。強いて言えば原液が多少溶け辛い感じがしますが、ジェットミックスを使っていれば特に問題は無いでしょう。横着してタンクに原液どぼどぼとかやるとやや面倒な事になるかも知れません。むか〜し使ってたバスコ1000も溶けづらかったような記憶がありますが、多分あんな感じだと思います。今更比較出来ないので優劣は付けられませんが。

 あとこの油、原液状態では第4類第3石油類(引火点150℃)に該当するとの事で、油屋さんからは2000L以上貯蔵する場合は消防法の定めに従う必要がありますよと言われましたが、これ水溶性なので指定数量は4000Lになるんじゃないでしょうか?まぁどちらにしたってそんな量取り扱う事は無いのですが、一応危険物であるという事は認識しておきます。

 もう1つ不安な事と言ったら腐敗でしょうか。こればかりは短期間には結論出ないので(出たら困りますが)、このまま暫く使って様子を見るしか無いかなと思っています。一応今テストしている機械が恐らくうちにある機械の中でも最もクーラントが腐りやすいので、多分どこかに凶悪なコロニーが形成されているんじゃないかと思いますが、この機械でどれくらい持つのか様子を見ていきたいと思います。そこさえクリア出来れば、原液が消防法に引っかかるなどと云うのは些細な問題です。


 試験運用と言っても普段の業務をこなしながらとなるので、なかなか変なテストが出来ないのが辛い所。出来るだけ条件を振って、本採用する前に問題点を見つけ出しておきたい所なんですが。

 そういう訳で年末大掃除までに良いクーラントが見つかると良いなと思っている今日此の頃。

タグ:クーラント

posted by antec at 20:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月08日

クーラント

 過去に何度かアルミの製品で変色が問題になった事があるので、水溶性切削油の選定ではまず第一にそこを重視しています。

 そういう経緯で現在はクェーカーのミクロカットKDを使っていますが、これはこれで非常にクリーミーな泡が立つのと、あまり液持ちしないのでその辺何とか成らないかなぁと思いながら、現在は週一くらいのペースで消泡剤を添加しつつ、だましだまし使っているような状況です。

 そんな感じなので別の油屋さんがお越しになった際には、色々と現在抱えている不満を吐露しつつ、何か良い物無いですかと相談するんですが、やっぱりどれもこれもKDの耐変色性には敵わないようで、トライしては捨ての繰り返しです。

 一応ですね、まず何よりもアルミの変色が起きないというのが最優先ですという事は散々念押ししているつもりなのですが、そうやって選定して頂いたクーラントを試してみてやっぱり変色が起きてしまうと、「いや実は社内のテストでもそのような結果はありまして、こちらのクーラントの方がその点では良いので是非次はこちらを試してみて下さい...」と言ってくる訳です。


 お前最初から俺の言う事聞いて無かったのか?KDより劣る物なんて要らないんだよ!


 直接こんな事言えないので此処で愚痴ってみた次第。

タグ:クーラント

posted by antec at 19:58 | Comment(11) | TrackBack(0) | 日記・雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月22日

どてら市にて

 先日商社の方に誘われてどてら市に行ってきました。そこでPowermillのVortexをちょっとだけ見せて頂く事が出来ましたが、やっぱりちょっと残念な感じでした。

 個人的に一番残念だったのはiMachiningと同様、径方向の切込み量(切削関与角)の最大値に制限がある事。何となくその辺が気になっていたのでちょっと大きくしてみてと頼んだら計算エラー。エラーにならない値を探したら工具半径分まででした。

 ae≦0.5Dc、切削関与角≦90°

 どうしてこういう無駄な制限を設けてしまうんでしょうかね?

 軽切削でぴゃ〜っとやるのか、重切削でぐぁば〜っとやるのかは、使うこっちに選ばせて欲しい。折角色々と良いところもあるツールパスなのに、こういう不必要な制限のせいで使いたいように使えないんじゃ話になりません。

 iMachiningと違ってこっちは計算時にエラーが出るので、もしかしたらアルゴリズム的に問題があるのかも知れないけど、だとしたら尚更へっぽこと言わざるを得ない。

 んでもってこの記事書きながらサイトを眺めてたら、MachineDNAとか言うのがちょっと気になった。ちゃんと予習して行かなかったのでどういう物なのか聞けなかったのが残念。また機会があったらどういう仕組の物なのか詳しく聞いてみたい。

 工具の方ではサンドビックの工具径の2倍の深さまでのフル溝加工を謳う「コロミルプルーラHD」の話とか聞きつつ、内心0.5Dcや1.5Dcにするとどうなの?という所が気になったりしておりました。

タグ:CAM Endmill HPM

posted by antec at 23:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月14日

ポキッ

 5軸加工機でLANGのバイスとか使ってぐるりんしたは良いけど、その掴んでた部分って邪魔臭いですよね。

 そう言えば昔ドイツ人に「そんなもんジャーンと切ってポキッとやって、ちょちょっと仕上げりゃお終いよ」って言われたのを思い出してやってみた。

Leftover-Material.jpg
残骸

 一工程でお終いって楽で良いですね。

 最初に聞いた時は内心えれーいい加減だなーとか思ってたんですけど、確かにこれで仕上がるならこんなに安上がりなものは無いですね。

 ドイツ人の言うことはちゃんと聞くべきだなぁと思った次第。

タグ:5軸加工

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2014年06月12日

予定

 冷蔵庫が壊れてチョコが溶けてます。社長何とかして下さい。チョコじゃなくて冷蔵庫の方です。


 さてブログの方は絶賛放置中ですがどうしたもんかなー。

 ネタは時々思いつくんですがちょっとモチベーションが足りないというか、以前のようにわざわざ此処に書かんでも良い様な気がするというのもあるかも。

 でもまぁ未来の自分の為にもきちんとまとめておきたいなぁと思ってる事があって、1つは残留応力と歪の事。それともう一つはバリ対策について。

 残留応力がらみの事は今まで何度か記事書いていますが、読み返すとあの頃とは考えが変わったなぁと思うところもあるし、ニュアンスが伝わらないよなぁと思う所もある。まぁ文才が無いのでその辺なかなか難しいのですが。
 しかしこの問題、あちこちで未だに間違った都市伝説が語られていたりしていて、そこは何とかしたいと思っています。


 で、もう1つはバリに関してなんですが、バリというのは加工屋にとって宿命のライバルだと思うのです。機械要素技術展でも専用ブースやセミナーが開かれるようなので、そういう需要も結構あるんでしょうね。

 自分は面倒くさがり屋なので、面倒なバリ取りはできればしたくありません。そういう労力を軽減できるのならその対策には結構力を注ぎます。楽する為の努力は案外嫌いじゃないです。

 そんな感じなので機械で取れるバリは全て取るというのが自分のやり方なので、その為の小技はそこそこ溜め込んでいます。こういうのもいずれ誰かの役に立つんじゃないかと思うので、代表的な物について色々とまとめて置きたいなぁとこれまた何年も前から考えてはいますが、未だにこれも放置状態です。


 死ぬまでには何とかしておきたいですね。明日死ぬかも知れないけど。

posted by antec at 22:24 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記・雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする