2017年01月20日

純某

 旋盤にて純アルミ(A1070)の加工をしておりますが、まぁ色々と大変。純なんちゃらの類は総じて加工し難いですね。純某の類が合金より加工し易いのって純チタンくらいな気がします。

 加工し難い点を適当に挙げてみると

  • 強度がない
  • 切りくずが繋がる
  • 切りくずが厚い
  • 溶着する
  • 傷付きやすい

 何となくこんな所でしょうか。

 さて加工条件ですが、上記の様な物に出くわした時にはだいたいこんな感じで設定しています。

  切削速度 しらねー
  切込み量 てきとー
  送り速度 ゆっくり
  工  具 よく切れるの

 それで良いのかよく分かりませんが事故は防げると思います。

 話は戻ってA1070ですが、前回仕上げにダイヤを使ったら綺麗すぎてだめだと言われたので仕方なく普通の超硬使ってみましたが、横穴が空いている所の挽き目が周囲と差が出てしまって、それはそれでまずいので困ってます。

 溶着して成長した構成刃先が断続部分に行くと衝撃で壊れる為にそこだけ綺麗になってしまうんだと思いますので、DLCコーティングなどで溶着を少ないレベルに抑えられれば改善出来そうな気がします。

 という訳で本当ならテグテックのG級MLブレーカに日立のSDコートを施して頂きたい所ですが納期の関係があるので京セラのPDL025を手配してみようと思います。

 手持ちの物は内径用のポジインサートだけなので、使いたいホルダに合わないんですよね。

タグ:難削材

posted by antec at 20:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月11日

3次元測定機が故障した

 昨日の事ですが、3次元測定機が故障しました。全数検査を要する部品を加工していたので、加工が終わったものから順次自動計測させてたのですが、戻ってきたらCALYPSOが変なダイアログを出して固まっていました。

 よく見たら本体の電源が落ちていて、エラーダイアログの内容は本体との接続が切れましたという物。

 電源ボタンを押すもうんともすんともせず。メーカーにTELしたが早くて明後日になるとの事。困ったもんだ。

 とりあえずメーカーが来てくれるまで放っておくのも忍びなかったのでテスターであちこち調べてみたけど、どうも電源ユニットが死んでる臭い感じ。

 それにしても、DC36Vとはなんぞや。所詮単なるPCだろうから松電行ってATX電源買ってこようと思ったけどそうもいかず...

 大人しく修理を待ちますか。┐(´д`)┌ヤレヤレ


posted by antec at 12:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月09日

ロジハック

 自分はMX700くらいの頃からずっとロジクールの無線マウスを使っていますが、自宅のMX Revolutionがいよいよヘタレてきたので近所の家電屋に行って適当に物色して来ました。

 店頭デモ機を触った感じではサンワサプライのMA-125Hシリーズがとても手にフィットして良い感じだったのだけど有線なので却下。つか1.8mのロングケーブル採用するくらいなら無線にすりゃ良かったのにね。

 他にはiBUFFALOのBSMBB26Sも持った感触はなかなか。静音タイプというのもミソ。

 昔はサンワサプライやエレコム辺りのマウスは色々と品質面でアレでしたが、近頃のはそこまででは無いのかなぁ?という印象を持ちました。

 そんな訳でそろそろロジクールも卒業かなぁと思ったものの、ロジとMicrosoftのマウスの店頭ラインナップが少なくて何となく寂しさを覚えたので、ここはロジ信者としていくらかお布施をせねばなるまいと思い、やっぱりロジクールから選ぶことにしました。

 そうは言ってもMX Masterでは高過ぎるし(Revoは3台も買ったくせに)、会社で使っているM705tはボタンがちゃちーし、どうしようかなぁと思っていたらM720トライアスロンがひっそりとぶら下がっているのを発見。店頭デモ機が置いてないのはいつもの事だけど、まぁその辺は信者には関係ないので迷わず買ってまいりました。

 とりあえずUnifyingレシーバを刺すだけで使えなくはないですがボタンのカスタマイズができないのでいつもの様にSetPointを開いたがマウスを認識しない。ロジのサポートで調べたら、Logicool Optionsというソフトに替わっているらしい。おっさんには辛いわ。

 でまぁそのLogicool Optionsを入れてボタンをカスタマイズしようと思ったが、CtrlキーとかShiftキーを単体で登録出来ないのな。なんじゃそりゃ。

 どうもそのあたりもゲーミングシリーズと異なって、近頃の製品(ユーティリティ)ではそういう仕様になってるっぽい。15年くらいずっと5ボタンマウスにこれらのキーを登録して使ってきたので今更変えろと言われてもなぁ。まぁ無きゃ無いでそれ程困るわけじゃないんだけど、やっぱり何となく嫌。

 というわけでもしかしたらと思って手動で設定出来るか試してみた、という話です。

 かつてSetPointの拡張設定ツールにuberOptionsというのが有ったのをご存知でしょうか。あれがやってることは単にSetPointのXMLファイルをグラフィカルに編集しているだけなので、もしかしたらLogicool Optionsのボタン設定も似たようなXMLファイルがあるんじゃないかと勝手に想像して探してみたらそれっぽい物がありました。

Logicool Optionsで任意のキーストロークを割り当てるには

%appdata%\Logishrd\LogiOptions\devices\6b015\6b015.xml

 (赤字部分はマウスのIDの様なのでM720以外では異なると思います)というファイルを開きます。ちなみに%appdata%は標準的な環境だと C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming とかです。これもOSによりけり。

 このファイルの先頭の方に

<device xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" pairingmethod="0" osversion="7.0" name="M720 Triathlon Multi-Device Mouse" image="6b015.png" id="0x6b015" extendedid="0" bustype="1" devicetype="3"> というのが見つかるので、これがM720トライアスロンのボタン設定ファイルなのは間違い無さそうです。

 肝心な各ボタンの設定内容はきちんと調べてみないと詳しい事はわかりませんが、とりあえずSetPointの時と同じように、適当に割当可能なキースロトークを割り当ててみてそれっぽいところを探してみます。例えば Ctrl + A を割り当ててみると...


<controlid rawxy="1" actiongroup7="win8nav2" actiongroup8="virtualdesktop" group="2"
 groupmask="3" id="0x0056" reprogrammable="true" type="mouse"
 taskidlist="forwardTaskidList" gestureidlist="othersGestureidList"
 actiongrouplist="win8NavList" actiongroup="virtualdesktop">
 <task id="0x10000" class="virtualkey">
  <params alt="0" configure="1" ctrl="1" extkey="0" shift="0" vkey="65" win="0" />
 </task>
 <remappableids>
  <remappableid controlid="0x0052" taskid="0x003a" />
  <remappableid controlid="0x0053" taskid="0x003c" />
  <remappableid controlid="0x0056" taskid="0x003e" />
  <remappableid controlid="0x005b" taskid="0x003f" />
  <remappableid controlid="0x005d" taskid="0x0040" />
  <remappableid controlid="0x00d0" taskid="0x00ad" />
  <remappableid controlid="0x0050" taskid="0x0038" />
  <remappableid controlid="0x0051" taskid="0x0039" />
 </remappableids>
 <actions>
  <action id="click">
   <task id="0x10022" class="donothing" />
  </action>
  <action id="down">
   <task id="0x10021" class="donothing" />
  </action>
  <action id="left">
   <task id="0x10026" class="donothing" />
  </action>
  <action id="right">
   <task id="0x10027" class="donothing" />
  </action>
  <action id="up">
   <task id="0x10020" class="gestureButtonWinNavigation2" />
  </action>
 </actions>
</controlid>

 こんな感じのやつが見つかると思います。この中で ctrl="1"というのがCtrlキーで、vkey="65"というのが Aキーを指している気がしますので、Ctrlキー単体を登録するにはvkey="0"とでもしておけば良さそうですね。

 というわけでここを変更したらLogicool Optionsに設定ファイルを読み込ませる為に、一旦Logicool Optionsを起動して無関係な所の設定を弄ってみたりして、Ctrlキー単発で認識するか確認してみたところ、無事割当出来ていることが確認できました。

LogicoolOptions_hacked.png

 この状態でLogicool Optionsからは Ctrl + 0 と表示されますが、実際には Ctrlキー単体のキーストロークとして機能します。vkeyのコードさえ分かれば特殊キーでもなんでも設定可能な気がしますので興味のある方は是非ご自分で試してみてください。

 こういう所で無理やり何とかするのもロジクール製品の楽しみ方の1つです。


posted by antec at 18:50 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記・雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月06日

オカルト商品

 ちょっと時間が経ってしまい恐縮している所ですが、とある方から怪しげなアイテムを頂きました。何でもクーラントの腐敗を遅らせる効果があるのだとか。ただし腐ってからでは手遅れとの事。ん〜〜、それだと効果が有ったかどうか、確認のしようが無い気がしますね。

 物はこちらです↓

HYGIENE60-1.jpg
<図1> 多分こっちが表
HYGIENE60-2.jpg
<図2> そして多分こっちが裏

 一体コレは何でしょうね?

 まぁ正直な所、事前にオカルトアイテムだと聞いていたので、渦巻きの絵とかが送られてきたらどうしようとか考えて身構えていましたから、とりあえずそっち系ではなかったので安心しました。

 ぱっと見はただアルミの板を曲げただけにしか見えませんが、本当にこんなのが腐敗防止に役立つのでしょうか。

 親切にも説明書きが付属していたので読んで見ましたが、基本的な使い方は付属のネットに入れてクーラントタンクの中に吊るしておけば良いらしいです。またヌメリなどが付着すると効果が弱まるので定期的に取り出してゴシゴシ洗い落とすようにとの事。ネットはそのヌメリをこそげ落とすように硬めに拵えてあるそうです。

 僕素人なのでよく分かりませんが、ネットだと余計にヌメリが付きやすい様な気がするのですが、そんな事は無いのでしょうか?

 細かい事は抜きにしても、一体どういった理屈で防腐効果を発揮するのかは気になります。幸いな事に商品名らしき物が刻印されているので、何か情報が無いか探してみました。

 するとGHAテクノロジーなる会社が見つかりました。色合い的に多分ビンゴでしょう。

 そこに『GHAアルマイト(機能性アルマイト)とは』というページが有ったので読んでみた所、どうやら硬質アルマイトの皮膜中に銀を析出させた物だという事が分かりました。

 銀や銅は古来より殺菌・抗菌作用がある事が知られていますが、それを利用しているっぽいですね。

 原理が分かると今度は類似商品もあるのかちょっと気になりますよね。そこで幾つか探してみた所、まず銀析出アルマイトという所ではメタルコートなどが見つかりました。

 また銀イオンや銅イオンを利用したクーラントの腐敗防止商品はそれこそ無数に見つかりますので適当に取り上げてみますと

 大層な装置だったり凝った作りをしている物が多いですね。それに比べて我らが GHA HYGIENE 60 の実に簡素な事...率直に言ってもう少し何とか出来無かったのでしょうか。もっと表面積を増やすとか。

 でもよく考えてみると、これだけシンプルな形でライバル達と同等の効果があるなら、その方がよっぽど凄い事なのではないでしょうか?

 よくよく見るとタンクのスラッジを掻き出すのにも役立ちそうな絶妙な曲げ加減といい、意味不明ながら知的な雰囲気を醸し出している名称といい、細部に製作者のセンスを感じさせます。洗練されたデザインというのはこう言う物を言うのでしょうね。

 そんな訳で競合製品などの情報を収集していた所、偶然にもこんなページを発見しました。

 マシニングセンターの切削水用殺菌”ハイジーン銀イオン棒TM”

 これはどういう事でしょうか。もう製造元は無くなっていると聞いていたのに、そこに写っている物はちょっと汚い色してますがそっくりな形をしています。こんなエレガントなフォルムはそうそう辿り着ける物とは思えません。

 そして決定的なのがこの文言。

以前は「ハイジーン60」というシリーズを販売して、殺菌効力という点でかなりのご好評をいただきましたが、販売戦略など関係で販売を集中できすに挫折してしまいました。そのために、今回の「ハイジーン銀イオン棒」は「ハイジーン60」の機能を100000倍高めることに成功し、より強力に殺菌する機能を持たせて、戦略的に販売する予定です。

 まさかの後継商品発見です。しかしそれ以上にショックを受けたのは、後継製品のその威力。何と100000倍だそうです。桁がよく分かりません。

 仮にHYGIENE 60が投入から1週間くらいで効果を実感出来るくらいの効力だとすると、ハイジーン銀イオン棒なら僅か6秒で効く計算になります。確かにそれは“凄い”。

 しかし1点だけ腑に落ちない所があります。それはこの名称。HYGIENE 60という神秘的な響きから一転、ハイジーン銀イオン棒™ですよ!?。誰ですかこんなダサい名前考えたの。これは絶対違う人です。HYGIENE 60を考えた人がこんな名前を付けるわけがありません。

 しかし悔しいですがこの銀イオン棒、気になって仕方がありません。これはやっぱり入手するしか無いでしょうか。

弊害は無いのか

 所でエマルジョンのクーラントにとって金属イオンは無害とは言えません。特に問題視されるのはイオン化傾向の高いマグネシウムやアルミニウムとの事ですが、銀や銅はそれと対極に位置しますから問題は無いのでしょうか?実際に銀イオンや銅イオンを利用した商品がこれだけあるのですからきっと問題は無いのだと思いますが、やや心配な所ではあります。

 そういった事をいくつかのクーラントメーカーの方に伺った所、少なくとも銅については無害では無いとのお話。実際銅合金ばかり加工している所でクーラントの変質(乳化破壊)が起きる事は珍しく無いそうです。一方銀に関しては普通の加工現場で銀イオンが大量に溶出するような場面が無いので、知見が無いというのが正直な所だそうです。


 そんな訳で GHA HYGINE 60 は2台の機械に投入して約1月経ちますが、正直言って効果が有ったのか無かったのか良く分かりません。それでも何となく匂いは1ヶ月前より気にならなくなった気がしますので、それなりのプラシーボ効果は発揮しているようです。

タグ:クーラント

posted by antec at 21:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記・雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月29日

研修会参加

 昨日ですが工具商社さんの案内でお昼を頂戴した後に大昭和精機さんとイマオさんのコラボレーションセミナー、更にその帰りに京セラさんの技術講習会(お弁当付き)へと参加して来ました。勿論タダ飯目当てで行った訳では無いですよ?

 BIG+IMAOの方は「生産性向上」をテーマとしたITソリューションの紹介がメインでしたが、内容は端折ります。決して興味が無い訳では御座いません。

 京セラさんの技術講習会は旋削加工における2つの課題、「仕上面粗度」と「切屑処理」を取り上げて、その解決方法を紹介してくれる物でした。

 専門用語が当たり前の様に登場しますが一々説明はありませんでしたので、ある程度加工経験のある中級者を対象としている様でした。内容としては基本的な事柄が多いのでベテラン技術者であればそれ程目新しい事は無かったかと思います。

 然しながら非常に分かりやすく纏まっていた事と、所々にちょっと面白い解決方法などの紹介もあって、夕食を頂いた後のともすれば眠たくなる時間にも関わらず、夢中になって聴き込んでしまいました。

 私もそろそろお腹が出っ張ってきた世代ですので、若手への指導も責任をもって務めて行かねばなりません。頂いた資料等はそういった場面で是非活用させて頂きたいと思います。

 どうもご馳走様でした( ̄ーΑ ̄)


posted by antec at 20:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記・雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする