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2011年02月23日

内径用ジェットストリーム

 以前にも取り上げましたが高圧クーラントを切屑処理に活用しようという目的で自作ホルダなど作っておりますが、ボーリングバー(φ12〜20)についても何とかしたいなぁと思っております。手持ちのボーリングバーはほとんどが油穴付きの物を使っていますが、これがまたからっきし役立たずなんですよね。まぁクーラントは確かに外掛けよりはいい感じに掛かってる気がするのでからっきしと言うのは少し言い過ぎですが、それで切屑処理が劇的に改善されるわけじゃ無いのが難点です。

 その主たる原因はやはり高圧クーラントの力を活かしきれていないのだろうと推測します。今度また機会があったらここに載せようと思いますけど、外径用の自作ホルダでは大体3MPaくらいから切屑の形状に明らかな違いが出てきます。これと同じように、切屑目がけてピンポイントにクーラントを当てる事が出来れば内径加工時の切屑処理もかなり改善されると思うんですよ。

 市販の物を探してみてもSECOにしろSandvikにしろ、内径バイトでもネガチップを使う大径ホルダにしか無いっぽいです。そしてやっぱりCAPT仕様だったり。

 これはもう作る他無いって事ですね。

 そんな訳でとりあえず手持ちのバイトで一番よく使うCCxx09T3用で大まかに絵描いてみたものの、肝心の切屑逃し溝をどんな風にしようかが一番の悩みどころな訳でして。
SCLCR.png

 まぁその、タンガロイと京セラを混ぜたような形になりましたが一応これには訳があって、強度計算しながら剛性に影響無さそうな所を削っていったらこんな具合になっちゃったんです。このあたりはタンガロイのストリームジェットバーのカタログにあるFEM画像とほぼ同じ傾向。売る訳じゃ無いから良いよね?

 面白半分で御影石のテクスチャ貼ってレンダリングしてみたものの、座面の逃し部分にヒビが入ってるみたいに見えるてちょっと残念な感じ。で、実際に使ってて折れたりなんかすると泣くに泣けないのですが、考えようによっては万が一ぶつけた時などは適度に靭性があって折れなかったりすると、それはそれでツール軸側のダメージがでかいので一層の事ポッキリ逝ってくれた方が機械には優しいのかも。ならば高温強度もあるSKHで作るべきか。実際にそんな事してるメーカーも有るには有るし。なんて事を考えながらも流石にSKHは高いのでSKD辺りで行こうかなぁ。靭性と高温強度(といってもそこまで温度上がらない筈ですが)考えるとSKD61ですが、今回は取り敢えずSKD11系でHRC58〜60くらいにしてみよう。
 あと表面処理はカニフロン?でも近所のメッキ屋さんだと密着性に難有りでちょっと考えもの。まぁこっちは追々で。

 正直言って私、自分で使う工具作ってる時が一番楽しいです。はい。
posted by antec at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旋盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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