2017年03月11日

斜めに穴を空ける方法

 複合旋盤でちょっと深いH7公差の穴を空けていますが、普通に空けたら直角度がアウトになってしまいました。B軸で振れる側に曲がるならまだ良いのですが、それと直行する側に曲がっているようです。

 曲がり方はバラバラではなく、曲がる方向もその量もほぼ一定なので機械的な問題なんでしょうか。機械の静的精度を見る限りではそんなにずれては居ないようなのですが不思議ですね。

 まぁとにかく再現性があるなら何とか出来るんじゃないかという事で、どうにか穴を斜めに空ける方法を考えました。かなり昔、JIMTOFか何かで大胆な方法で斜めに穴を空けている風景(*1)を思い出しまして。

ごく一般的なツイストドリルは曲げ剛性が高くないので簡単に曲がります。従いましてセンタ穴の位置とドリルの心をずらしてやれば、センタ穴に倣ってドリルは曲がり、傾いた穴が空くだろうという単純な理屈です。つまりこんな感じ。

(CENTER DRILL)
...
G0X150.Y0Z10.
G99G83Z-2.R-9.F0.03P100
G28U0V0W0B90.
...

(DRILL)
...
G0X150.Y0.01Z10.
G99G83Z-104.R-9.F0.05Q2000
G28U0V0W0B90.

 結構良い感じになりました。

 こんな事しなくてもY軸側でB軸振って穴あけりゃいいじゃねぇかという話もあろうかと思いますが、Y軸ストロークの関係でそちら側には届かなかったりする事情が有るとか無いとか。

注記

*1 その時見た物とはちょっと違う気がするけど、確かこんな感じでもみ付けてから頭振って斜めに穴空けとりました。

タグ:複合旋盤

posted by antec at 09:47 | Comment(4) | TrackBack(0) | 旋盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする