2017年05月09日

OSGのメルマガ

OSGのメルマガに登録している方は既にご覧になられているかも知れませんが、今月のメルマガでは『従来JISのねじ精度』というタイトルで、廃止になったJIS 2級ねじの公差が掲載されていました。

 現行のJIS規格は JISC 日本工業標準調査のサイトで検索できますが、廃止になった規格は探すのが面倒なので、こういうのは助かりますね。

タグ:ねじ

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2017年03月11日

斜めに穴を空ける方法

 複合旋盤でちょっと深いH7公差の穴を空けていますが、普通に空けたら直角度がアウトになってしまいました。B軸で振れる側に曲がるならまだ良いのですが、それと直行する側に曲がっているようです。

 曲がり方はバラバラではなく、曲がる方向もその量もほぼ一定なので機械的な問題なんでしょうか。機械の静的精度を見る限りではそんなにずれては居ないようなのですが不思議ですね。

 まぁとにかく再現性があるなら何とか出来るんじゃないかという事で、どうにか穴を斜めに空ける方法を考えました。かなり昔、JIMTOFか何かで大胆な方法で斜めに穴を空けている風景(*1)を思い出しまして。

ごく一般的なツイストドリルは曲げ剛性が高くないので簡単に曲がります。従いましてセンタ穴の位置とドリルの心をずらしてやれば、センタ穴に倣ってドリルは曲がり、傾いた穴が空くだろうという単純な理屈です。つまりこんな感じ。

(CENTER DRILL)
...
G0X150.Y0Z10.
G99G83Z-2.R-9.F0.03P100
G28U0V0W0B90.
...

(DRILL)
...
G0X150.Y0.01Z10.
G99G83Z-104.R-9.F0.05Q2000
G28U0V0W0B90.

 結構良い感じになりました。

 こんな事しなくてもY軸側でB軸振って穴あけりゃいいじゃねぇかという話もあろうかと思いますが、Y軸ストロークの関係でそちら側には届かなかったりする事情が有るとか無いとか。

注記

*1 その時見た物とはちょっと違う気がするけど、確かこんな感じでもみ付けてから頭振って斜めに穴空けとりました。

タグ:複合旋盤

posted by antec at 09:47 | Comment(4) | TrackBack(0) | 旋盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月22日

ポジドライブ

 先日故障した3次元測定機は無事(?)コントローラユニット交換で復帰しました。が、ちょっと不満がありまして。

 部品交換なので当然あちこちのねじを外す事になりますが、この機械に使われているねじは主にポジドライブ(PZ1)とトルクス(T10)、それにヘックス(サイズ様々)ですが、問題はポジドライブ。日本ではあまり見かけませんが、IKEAの家具などで知ってる方も多いんじゃないでしょうか。欧州の製品では結構見かけると思います。

 ポジドライブ(Pozidriv)は、フィリップス(いわゆるプラスねじ)の改良版のようなもので、ビットが差し込まれる溝をストレートにしてカムアウトを抑える工夫がされたものです。更に改良した物にスパドライブがありますがここでは割愛します。

 ポジドライブの十字穴形状はJISでは JIS B1012-1985 にて『Z形』として規定されています。フィリップスねじは同規格の『H形』。ポジドライブのねじには十字の溝の間に斜めの筋が入っているのが目印となっています。

Screw-PZ1.jpg

 ポジドライブとフィリップスとの間に互換性はありません。ポジドラのねじに+ドライバーを入れるとグラグラで合いません。そのまま無理やり回せば、きつく締まっていなければ回せなくはないですが、直ぐにねじの十字溝が広がってしまいます。せっかくフィリップスよりカムアウトし難くい筈なのに、適切なドライバーを使わないと却って逆効果となってしまうので要注意です。逆もまた然り。

Driver-PZ1-PH1.jpg
左がPZ1で右がPH1、共にVessel

 何も知らない素人ならまぁ仕方がないと思いますが、作業に来た方は間違いなく正規のサービスエンジニア。なのにポジドライブが何なのかも知らないようで、ドライバーセットの中にもポジドライバーは入っていないようでした。全くどういう社員教育をしているんでしょうね?

 というわけで無事動作はするようになりましたが、ほぼ全てのねじの頭が傷んでしまいました。あ〜あ。

タグ:工具

posted by antec at 20:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 工具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする