2016年09月22日

裏面取り工具

 φ5のキリ穴に両側C0.5の指示があるんだけど、立ち壁がすごく邪魔。

 一応斜めに工具突っ込めばボールエンドで加工することも出来るんだけど、B軸のストロークの関係で(まぁストローク足りても主軸との干渉が避けられないだろうけど)工程分けなきゃならないのでやっぱり裏面取りかなぁと思ってこんな工具を買いました。

MC0505C20LA90_tool.jpg
Carmex MC0505C20LA90 MT8

 カーメックスの裏面取りカッターのロングリーチバージョン。φ5で全長105という、内心どこに使うんだよと思っていた物ですが、まさか自分で使う事になろうとは。ちなみに案外安い

 昨今ではこの手の(仲間内では刃の形から算盤玉と読んでいます)裏面取りカッターが各社から出ていますが、その中でもカーメックスは結構早くから発売されていた気がします。ラインナップが充実していて価格も良心的なので個人的にとてもお気に入りの1つです。

 そんなわけで加工した物がこちら↓。突き出し50mm。何とか取れました。

MC0505C20LA90_work.jpg
裏面取り

 という訳で裏面取り工具も各社様々なので、サイズに困った時の為にそれっぽい物を片っ端から集めてみました。普段使っている物が追加工しても何とも成らないときには素直に他社製品も探してみるともしかしたら何か見つかるかも。

算盤玉(ソリッド)

スローアウェイ

ダブテイル

球型

 きりがない。


 ※大体直リンクなのでそのうちみんなリンク切れになるでしょうけどあしからず。

タグ:バリ 工具

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2016年08月13日

消耗戦

 単体ではよく分からないかも知れませんが、このリード線の被覆、ちょっと茶色っぽく変色してますでしょ?本来ならもっと白いんですよ。

KP320.jpg
LY2N-D2 24VDC

 これ、5月に交換したばかりです。なのにもうこんな状態。やはり根本的に何かおかしいとしか思えないんですが...

 メーカーは調査しますと言いながら全然日程調整してくれないし。


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2016年07月13日

X-Feed

 そんな訳でDC53の塊もあとちょっとになりました。スローアウェイな感じの工具はあんまり上手いこと行きませんでしたが、超硬ソリッドなエンドミルは結構頑張ってくれてます。

 色々工具集めたので実際に使ってみなくちゃねという事で、今回は超硬ソリッドな高送りカッタを使いました。これです↓。

6PDRS.jpg
京セラ 6PDRS080-060-08

 写真が使用後の物で申し訳ありません。京セラの6PDRS [PDF:27MB]という型式の物ですが、元はHanita X-Feed 70N7 [PDF:778KB]という高硬度鋼用複合ラジアスエンドミルです。

 昔から使いたかったのに如何せん高価なので中々使う機会がありませんでしたが、ついにその日がやって参りました!

 さて、カタログ上は67HRC(68HRC)まで対応を謳っている製品ですが、京セラのカタログには何故か52HRCまでの条件しか載っていません。工具メーカーとしての仕事を放棄してはいけないと思います。

 仕方がないのでHanita(Kennametal)のカタログから調べると以下の様な条件が載っていました。

被削材 D2 62HRC、 工具型式 70N708003MT

加工条件 V70(S2785), fz0.2(F3342), ae55%, max-ap0.27

Hanita_A07-179_High-Feed_EN page 4 より

 まぁそんなもんかなという感じなので、とりあえずいつもの様にカタログ条件を信じて加工してみようと思います。

 因みに予算の都合でφ6のMHDHを箱買しましたが、それで加工しようと思うとちょっと時間がかかり過ぎてしまいます。例えば今回加工する部品の荒取りに掛かる時間を比較するとこんな感じ。

工具6PDRSMHDH645MHDH645
サイズφ8xR0.83φ6x12φ8x16
回転数 [rpm]278553004000
Vc [m/min]70100100
送り [mm/min]334212001400
fz [mm/刃]0.20.0380.058
ap [mm]0.25912
ae [mm]4.40.120.16
切屑排出量 [cc/min]3.71.32.7
切削距離 [m]281453262
加工時間(CAM上)1H 13M3H 58M1H 53M
加工時間(実績)1H 23M--

 計算上の切屑排出量の割にスクエアエンドミルによる加工時間が遅いですが、これは加工するワークが曲面形状の為に、突っ込んでぴろぴろ削った後の緩斜面を駆け上がって削っている所が能率低下を招いている為です。そういう形状だとやはり等高線加工の方が無駄が無くて良い感じですね。

 ほんでまぁ計算時間よりちょっとオーバーして1時間23分加工した刃先の様子はこんな具合でした。

6PDRS_Cutting-Edge.jpg
加工後の刃先の摩耗具合

 逃げ面摩耗幅は大きい所で約0.06mmでした。もう少し使えそうですね。

 また切屑はこんな感じでした。

6PDRS_Chips.jpg
終盤の切屑

 機械の中が紫色に染まってとても官能的でした。

感想

 まず何よりも加工音が結構静かで快適でした。1時間ちょい加工しても痛みは少ないですし、同サイズの高硬度用6枚刃スクエアエンドミルに比べても能率的ですし、加工後のコレットの痛み(フレッティングコロージョン)という点でもスクエアエンドミルによる肩削りより少なかったです。

 これでもう少しリーズナブルだと実に使い易いんですが、そこだけ何とか成らないもんでしょうかね?本当ならもうちょい太い(φ12くらい)のを使いたいのですが、予算的に無理です!

 やっぱりHanitaから仕入れるのは止めて、京セラさんが自分で作った方が良いと思うんですよね。

 因みに国産だと三菱マテリアルさんからも同種の高硬度用複合ラジアスエンドミルが出ていますが、こちらも結構高いんですよね...

  • 6PDRS080-060-08 定価¥22,000
  • VFFDRBD0800 定価¥18,900

 あと三菱のが個人的に気に食わない所は、製品紹介ページではSKD11 60HRCのφ6寿命比較としてV70(S3700)、fz0.4(F5920), ap=0.3mm, ae=1.5mm(MRR=2.664 [cc/min])という頑張った条件でやって380m削ったぜ!他社の10倍!(この従来品Aってのが70N7っぽく見えます)とかやってるのに、カタログに載せてる加工条件は被削材:55〜62HRCとしてV40, fz0.15, ap0.24, ae3(MRR=0.936 [cc/min])という実にしょぼい条件なんですよね。こういうのって何なんでしょうね?

 という訳でもうちょっとリーズナブルな製品にこういうのが有ります。

 HPMT HI-FEED SWEEP-MILL G86[PDF:1.1MB]

 日本の代理店は有限会社関西工機さんです。因みにぐぐるこんなページが引っかかるのがちょっと気になります。


posted by antec at 21:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 工具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする