2016年08月13日

消耗戦

 単体ではよく分からないかも知れませんが、このリード線の被覆、ちょっと茶色っぽく変色してますでしょ?本来ならもっと白いんですよ。

KP320.jpg
LY2N-D2 24VDC

 これ、5月に交換したばかりです。なのにもうこんな状態。やはり根本的に何かおかしいとしか思えないんですが...

 メーカーは調査しますと言いながら全然日程調整してくれないし。


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2016年07月13日

X-Feed

 そんな訳でDC53の塊もあとちょっとになりました。スローアウェイな感じの工具はあんまり上手いこと行きませんでしたが、超硬ソリッドなエンドミルは結構頑張ってくれてます。

 色々工具集めたので実際に使ってみなくちゃねという事で、今回は超硬ソリッドな高送りカッタを使いました。これです↓。

6PDRS.jpg
京セラ 6PDRS080-060-08

 写真が使用後の物で申し訳ありません。京セラの6PDRS [PDF:27MB]という型式の物ですが、元はHanita X-Feed 70N7 [PDF:778KB]という高硬度鋼用複合ラジアスエンドミルです。

 昔から使いたかったのに如何せん高価なので中々使う機会がありませんでしたが、ついにその日がやって参りました!

 さて、カタログ上は67HRC(68HRC)まで対応を謳っている製品ですが、京セラのカタログには何故か52HRCまでの条件しか載っていません。工具メーカーとしての仕事を放棄してはいけないと思います。

 仕方がないのでHanita(Kennametal)のカタログから調べると以下の様な条件が載っていました。

被削材 D2 62HRC、 工具型式 70N708003MT

加工条件 V70(S2785), fz0.2(F3342), ae55%, max-ap0.27

Hanita_A07-179_High-Feed_EN page 4 より

 まぁそんなもんかなという感じなので、とりあえずいつもの様にカタログ条件を信じて加工してみようと思います。

 因みに予算の都合でφ6のMHDHを箱買しましたが、それで加工しようと思うとちょっと時間がかかり過ぎてしまいます。例えば今回加工する部品の荒取りに掛かる時間を比較するとこんな感じ。

工具6PDRSMHDH645MHDH645
サイズφ8xR0.83φ6x12φ8x16
回転数 [rpm]278553004000
Vc [m/min]70100100
送り [mm/min]334212001400
fz [mm/刃]0.20.0380.058
ap [mm]0.25912
ae [mm]4.40.120.16
切屑排出量 [cc/min]3.71.32.7
切削距離 [m]281453262
加工時間(CAM上)1H 13M3H 58M1H 53M
加工時間(実績)1H 23M--

 計算上の切屑排出量の割にスクエアエンドミルによる加工時間が遅いですが、これは加工するワークが曲面形状の為に、突っ込んでぴろぴろ削った後の緩斜面を駆け上がって削っている所が能率低下を招いている為です。そういう形状だとやはり等高線加工の方が無駄が無くて良い感じですね。

 ほんでまぁ計算時間よりちょっとオーバーして1時間23分加工した刃先の様子はこんな具合でした。

6PDRS_Cutting-Edge.jpg
加工後の刃先の摩耗具合

 逃げ面摩耗幅は大きい所で約0.06mmでした。もう少し使えそうですね。

 また切屑はこんな感じでした。

6PDRS_Chips.jpg
終盤の切屑

 機械の中が紫色に染まってとても官能的でした。

感想

 まず何よりも加工音が結構静かで快適でした。1時間ちょい加工しても痛みは少ないですし、同サイズの高硬度用6枚刃スクエアエンドミルに比べても能率的ですし、加工後のコレットの痛み(フレッティングコロージョン)という点でもスクエアエンドミルによる肩削りより少なかったです。

 これでもう少しリーズナブルだと実に使い易いんですが、そこだけ何とか成らないもんでしょうかね?本当ならもうちょい太い(φ12くらい)のを使いたいのですが、予算的に無理です!

 やっぱりHanitaから仕入れるのは止めて、京セラさんが自分で作った方が良いと思うんですよね。

 因みに国産だと三菱マテリアルさんからも同種の高硬度用複合ラジアスエンドミルが出ていますが、こちらも結構高いんですよね...

  • 6PDRS080-060-08 定価¥22,000
  • VFFDRBD0800 定価¥18,900

 あと三菱のが個人的に気に食わない所は、製品紹介ページではSKD11 60HRCのφ6寿命比較としてV70(S3700)、fz0.4(F5920), ap=0.3mm, ae=1.5mm(MRR=2.664 [cc/min])という頑張った条件でやって380m削ったぜ!他社の10倍!(この従来品Aってのが70N7っぽく見えます)とかやってるのに、カタログに載せてる加工条件は被削材:55〜62HRCとしてV40, fz0.15, ap0.24, ae3(MRR=0.936 [cc/min])という実にしょぼい条件なんですよね。こういうのって何なんでしょうね?

 という訳でもうちょっとリーズナブルな製品にこういうのが有ります。

 HPMT HI-FEED SWEEP-MILL G86[PDF:1.1MB]

 日本の代理店は有限会社関西工機さんです。因みにぐぐるこんなページが引っかかるのがちょっと気になります。


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2016年07月11日

シール工法

記事訂正 2016/07/12

読み直したらちょっと細かく書きすぎた気がするので、ほぼ全面的に書き直しました。


要約

 機械でちょっとトラブったので修理したら板金部品の造りがアレだった。

 こりゃまずいだろうと感じたので僕が考える最強の代替手段を提案するのでご検討下さい。

提案内容

3M™ Scotch-Weld™ EPX™ 二液室温硬化型接着剤【高強度金属タイプ】メタルグリップ / DP-810

 シリコーンシーラントに代わって、このメタルグリップで施工して下さい。

 シリコーンシーラントより強度があって、塗装の乗りも良く、硬化が早いので養生時間も削減出来ます。高いけど。

閑話休題

 このEPXシステムですが、専用ガンが必要ですが混合の手間が省けるので、実際に使ってみると作業性はとても良いです。難点としてはミキシングノズルが使い捨てな事と、硬化が早いのでもたもたしていると直ぐにノズルが詰まってしまう事ですが、実はこのノズル、詰まっても再生可能です。

 適度に固まった状態で先端側から棒でつつくと、中のミキシングスクリュー毎スポっと抜けるので、先の方から丁寧にひん剥いて行くとスクリューを取り出す事が出来ます。取り出せたらノズルの中に仕舞って、一緒に抜け出た赤い部品で蓋すれば完了。

 完全に固まってからだと剥くのが大変なの生乾き状態で作業するのがコツです。

 逆に硬化が足りないうちに作業するとあちこちくっついて気持ち悪いですし、何より硬化時に結構発熱するので素手だと火傷などの危険があります。くれぐれもご注意を。

 まぁたかだか300円ばかのノズルをちまちま剥いて再生するような貧乏垂らしい事はみんなしないでしょうけど。


 つまり書きたかった事は最後の段だけだったりして


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